株式会社 三桃商事

抗腫瘍効果

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 きのこ類の熱水抽出物を動物実験でガン細胞に注射して効くという報告があります。野生ではかわらたけ、栽培の椎茸、ひらたけ、なめこ、えのきだけなどに強い抗ガン活性が見られます。この成分は多糖類で、乾椎茸には数種の多糖類が精製されますが、その一つがβ-グルカンという成分です。β-グルカンは椎茸などのきのこの食物繊維の中に含まれる多糖体(糖がたくさん結合したもの)のことで、糖の一つであるブドウ糖(グルコース)がたくさん結合したものをグルカン、その中でβ結合でつながったものをβ-グルカンと呼びます。β-グルカゴンのあるものは、たんぱく質やビタミンなどのような栄養素ではなく、体の機能に働きかける機能性の成分です。レンチナンはこのβ-グルカンの一種です。人間のガン患者による臨床試験を経て、1985年に臨床薬として厚生省の承認を得ています。

 レンチナンは注射薬として開発されましたが、椎茸のグルカン部分やレンチナンをマウスに食べさせることでガン細胞が縮小することが確認されています。レンチナンはきのこの傘が開き始めるころに含量が多く、採取した後は比較的すみやかに減少します。5℃貯蔵でも7日後には採取時から約20%少なくなります。また生しいたけを乾燥してもレンチナン含量は変わりません。椎茸の他の抗腫瘍成分として、培養菌糸体からは、マンナンを主成分とするKS−2が、また培養菌糸体とろ過液からはブドウ糖とたんぱく質よりなるLEMとLAP、及びリグニンを主成分とするEP3が抽出されています。このレンチナンは抗悪性腫瘍効果があり、ガン細胞を小さくしたり、ガン細胞を消滅させるリンパ細胞を元気にさせ、さらには免疫力をアップさせるなどウイルス性の病気に対して抵抗力をつけることが認められています。すなわちエイズは免疫不全になる病気ですので、エイズウイルスが免疫力を操作する細胞を破壊してもレンチナンの投与で普通の人並みに戻すこともわかっています。現在、このレンチナンは医薬品として医療現場で幅広く活用されています。